沼津御用邸は1893年 (明治26年) に本邸が竣工し、御用邸が廃止される1969年 (昭和44年)まで皇族方がご静養され、現在では沼津御用邸記念公園として一般に公開されています。本邸は1945年 (昭和20年) 7月の沼津大空襲で焼失しましたが、木材は建築当時のものを洗い出し、 腐りや傷みのある部分だけを取り替えているほか、ガラスは建築当時のものに復元するため、ドイツの職人による手作りのものを使用しています。(同公園webサイトより抜粋)
大正ロマンを感じる建物はもちろんですが、歪んだガラス越しに抽象的な写真も撮れる面白い場所です。
沼津御用邸は、明治26年、大正天皇(当時皇太子)のご静養先として造営されました。
「沼津御用邸記念公園について」-同公園リーフレットより
本邸造営後も増築を重ね、完成時には建築面積約5750平米、100を超える部屋を備えた大規模な邸宅となりました。
太平洋戦争により本邸は全焼し、戦後まもなく御用邸が廃止されると、昭和45年より都市公園として一般公開され、今日では市民の憩いの場所として親しまれています。
平成28年には、近代以前から連綿と存続してきたクロマツ林やその林間から望む富士山など、近代日本における近郊海浜保養地の優れた風致景観を保持されている点が評価され、公園の主要部分が国の名勝に指定されました。