ドローンで空撮するために西伊豆町の浮島(ふとう)海岸という所へ行ってきました。現地に着くと強風でこれは大丈夫かと少し不安になりましたが、風の止んだ瞬間を狙って離陸し、何とか撮ってきました。
強風のおかげ?で波が荒く、白波がいい味出してくれました。
空撮後は地上からも何枚か撮影。潮風にぶち当たり、カメラに潮のシャワーを浴びながら撮りました。
せっかくここまで来たので、海岸沿いを歩くことに。
少し崖を登って見晴らしの良さそうな突端に出ると、先ほどドローンを飛ばしていた場所が見渡せました。
反対側の景色を見た後ふと崖下を見下ろすと、なんと釣り人が笑
どうやってそこへ行ったんだ(笑)そして何が釣れるんだ(笑)
確かに崖下へ下るためのロープはあったものの、自分は怖くて行けませんでした。
釣り人のことが少し気になりながらも、怪我する前に退散しました。
地下深くからマグマが地表を目指して移動するとき、上昇するマグマは亀裂を作りながら亀裂の中を移動してきます。そのため、マグマが移動した後には、亀裂の中でマグマが固まり、板のような形をした「マグマの通り道」ができます。
こうした板状のマグマの通り道のことを「岩脈」といいます。浮島(ふとう)海岸では、かつての海底火山にマグマを供給したマグマの通り道である岩脈群を観察することができます。何回も繰り返し上昇したマグマは、地下にたくさんの岩脈を作り出しました。地下にあった岩脈群は、伊豆と本州の衝突に伴って隆起しました。その後、岩脈のまわりにあった柔らかい地層が浸食され、固い岩脈が背びれのようにして地上に姿を現しました。
海岸にそびえたつ板状の奇岩のひとつひとつがかつてのマグマの通り道なのです。
ウェブサイト「伊豆半島ジオパーク」-浮島海岸